子供が小さい間でも、病院で働く多くの看護師には夜勤がありますから、色々な悩みがでてきますよね。
今回は、夜勤前後での関わり方を中心に、悩みを共有していきたいと思います。
子供が小さい看護師の夜勤での悩みは?夜勤前後の大切な関わり方
子どもがまだ小さいと、看護師の夜勤は子どもが心配ですよね。
看護師の夜勤について、お伝えしてみたいと思います。
夜勤をすると子供に悪影響がある?
小さい子供にとっては、いつもママが一緒にいてくれることはとても大きな安心感につながります。
ですから、夜ママがいない状況は不安にさせて泣いたり、眠れなかったりという子もいるかもしれません。
あるいは、昼間に”問題行動”を示す子もいるかもしれません。
ですが、それがすべての子に見られるわけではありませんし、ずっと続くわけでもありません。
ましてや、将来に悪影響を及ぼすからと過剰に心配してしまう必要はありません。
家計や将来のため、夜勤に入る必要のある人はかならずいます。
大切なのは、夜勤があっても子どもが不安にならずに過ごせるように工夫していくことでしょう。
夜勤前後の大切な関わり方
子供だからといって、何も説明しないのはよくありません。
子供にもわかる言葉で夜勤の必要性を伝えましょう。
子供なりに理解しママがいなくても我慢できるようになります。
やがて子供は、仕事に行くママを誇らしく思うようになるでしょう。
でも、だからといって寂しくないわけではありません。
子供は寂しさをぐっとこらえてママを送り出してくれています。
だからこそ、夜勤前後の関わり方が大切なのです。
子供が我慢していること、本当は寂しいと思っていることを十分に受け止めてあげましょう。
たとえば、夜勤前や後には、子供の好きな食べ物を用意するとか、しっかりとスキンシップをしたり、ハグしたりする時間をつくるなどです。
そうした日々の積み重ねが、子供を安心させます。
家族の協力は大切
当然、ママ以外の家族の協力を得るのは大切です。
パパやおばあさん、おじいさん、みんなで支え合える体制を組めると、ママも安心して働けますし、子供も安心できます。
むしろ、ママだけに依存せず、たくましく育っていけるでしょう。
夜勤の日は祖父母の家に泊まる子もいますし、夫が早めに帰って食事の準備や寝かしつけをしてくれる場合もあります。
もちろん、それができる家庭とそうでない家庭があるでしょう。
ちょっとずつ協力しあうことで、できることはたくさんありますから、ママ一人で抱えないようにしましょう。
夜間保育園の活用
とはいえ、家族の協力を得られない人も少なくありません。
その場合は、夜間保育を利用してはどうでしょう。
夜間対応の院内保育園があると職場で保育士さんにみてもらえると安心です。
職場選びは大切
働きやすい職場にいることで、夜勤の負担感は大きく変わります。
たとえば残業の程度や夜勤のきつさの程度、仮眠がちゃんととれるか、夜勤の希望日や回数などを柔軟に調整できるかなどです。夜勤から帰ったら再びママに戻ることを考えると、一概に夜勤といっても、そのきつさは施設によって少なからず変わります。
また、同じようなママ看護師がたくさん働いているかも大切です。
同じような悩みを共有できますし、子育て情報を手に入れることもできるからです。
自宅からの近さも重要です。
もしいい職場があるならば、近くに引っ越すことも視野に入れた方がいいでしょう。
それくらい大切です。
こうした情報は、ハローワークよりも、民間の転職紹介サービスのエージェントの方が詳しい可能性があります。
看護師の生の声をたくさんもっており、それぞれの病院の調査も詳しく行われているからです。
夜勤をする前に
最後に、改めて夜勤を本当にするべきかを考えておくことも大切です。
この記事では、夜勤はするべきでない、子供への悪影響があるといったことは言いませんが、どれほど負担の少ない職場であっても、夜勤はママの体に負担がかかり、疲労がたまることは間違いありません。
夜勤前後の子供への関わり方など、夜勤をしなければ、そこまで気を遣う必要のないことも気を付ける必要はあります。
夜勤をしなければ、生活が立ち行かないという状況ならば仕方ありませんが、子供が小さいうちは、子供最優先で一緒に過ごす時間を最大限とるという考え方も当然あります。
看護師という資格があれば、今の時期は日勤だけで、残業のない働き方をして、子供が大きくなったらもう少ししっかり稼いでという風に働き方を選びやすい状況にあります。
今一度、今の時期に優先することは何かを決め、その中で夜勤が必要かどうかを改めて検討してみましょう。
色々な角度から考えてみることで、たとえ夜勤をすることになったとしても、その対策を立てやすくなります。
看護師の夜勤の心配まとめ
夜勤前後の子供への関わり方と、働きやすい職場の選び方を中心に紹介してきました。
たとえ夜勤があったとしても、それ以外の時間でしっかり子供に愛情を注ぐことができれば子供もそれに答えてくれるでしょう。
子育て中は夜勤は絶対できないと決めつけるのではなく、可能な条件を探すことが大切です。
たとえ、日勤だけの仕事だとしても、残業ばかりの職場だったら結局子供と過ごす時間は減ってしまいます。
夜勤があったとしても、残業もなく、夜勤中の負荷も大きくないならば、むしろ昼間に子供との時間をたっぷりもつことできます。
働きやすい職場をみつけ、夜勤で経済的な余裕も確保しつつ、子供ともしっかり関われるように願っています。