人間関係に疲れるということは看護師において多くある意見です。
その中でも孤立してしまうことを気にして、無理して付き合い続けることがあることもストレスに繋がっているといえます。
孤立することに対してマイナスなイメージがありますが、考え方を変えてみませんか?
今回は孤立しても気にしないことについてまとめてみたいと思います。
看護師の人間関係は複雑!孤立しても気にしない心構え!
人間関係は複雑?なぜ孤立?
なぜ孤立することが悪のように言われるのでしょう。
孤立することを最悪のケースとだけ認識しているのではないでしょうか。
看護を提供する点に関して同じでも、それぞれの価値観・看護感・感性は違うので違和感を感じたり、合わないことがあるのは当然です。
しかし一時の感情でそれを同意できなかったりする場合があります。
そのような些細なことから修復できなくなると思いこんでいるのかもしれません。
命に直結した仕事である
患者の命を預かる身であるため、ミスは大事を招きます。
そのため緊張感を持ち、ミスをしないように仕事をしています。
それは自分だけでなく、周りに対しても同じですから、自然と厳しくなったり、意見が衝突したりすることがあります。
つまり、自分と同じ(近い)やり方でなければ心配であったり、不安に感じる看護師もいるため問題になったり、ミスをしたことで一緒に仕事をしたくない(巻き込まれたくないという感情)というような保身そうした感情も混ざることで、人間関係が複雑化していきます。
価値観・看護観の違い
看護師がいればその分だけの看護観があり、それは理解しているはずなのですか実際の現場ではそれを理解しあえていない現実があります。
ある看護師は‘患者との関わりを大切にしたいと関わり、またある看護師は‘業務効率を考えて仕事をするタイプであると、どうしてもお互いに違和感を感じて小さなズレが起きます。
このような些細なことから人間関係にまで発展してしまうのが看護師の人間関係問題ともいえます。
理解できる部分もあるのでしょうが、どうしても忙しい中でのことなので、余裕がない場合が多く衝突してしまう場面もあるといえます。
孤立を気にしない
孤立を気にし過ぎるのではなく、業務に支障のない接し方をする必要最低限の関わりを持つ程度でも良いではないのでしょうか。
人間関係を気にし過ぎる人は誰とでも関係を持たなくてはとあまりにも密接に関わることを考えすぎているのではないでしょうか。
孤立は悪いことではない
わざわざ孤立するために何かする必要はありませんが、馴れ合いの組織に染まる必要もないわけです。
つまり自分のするべきことをしていたら、無理して合わせるようなことをしている暇もないと思います。
組織に一人でもそのような看護師がいれば、独特の人間関係にうんざりしている看護師からすれば羨ましく思うでしょう。
そしてそこから馴れ合いの中から自分を持った看護師が出ていけば組織は良い方向へ向かうでしょう。
仕事と割り切り、無理に馴染もうとしない
あくまでも仕事上の関わりがほとんどであり、プライベートまで仲良くする必要もありませんから、無理に馴染もうとか話をしなきゃと気を遣う必要はありません。
業務上に支障がでなければ問題ないのです。
無理して関わりを作るように努力するくらいならば、あなたの知識・技術の研鑽へ費やす方があなたにとってもより良いものになるでしょう。
それくらいドライな関係でも構わないということです。
自分に合いそうな人と話す
馴れ合いの輪にいるとどうしても気を使わないといけなく、素の自分でいられないのでストレスですよね。
これが自分にとって有益な人との関わりであったなら、関わることで成長に繋がるので積極的に関係を深めていくと思います。
誰とでも仲良くするのではなく、必要に応じて必要なコミュニケーションを取り、自分にとって価値観・感性の近い人と接して、自分らしくありましょう。
仕事はきちっと行う
当たり前ですが、仕事は責任をもってきちっと取り組みましょう。
孤立しているなと自覚があるようなら尚更仕事への姿勢も周りは見ていますから、しっかりとした姿勢をみせることで、信頼を勝ち取っていきましょう。
自分の得意分野があればその分野の知識・技術を磨き、周りとの差別化を図ります。
そうすることで、「○○のことならこの人に確認すれば大丈夫」といったように自らの行動で居場所を築くことができ、頼られる存在になるでしょう。
挨拶、対応はしっかりする
これも基本中の基本ですが、挨拶はしっかりしましょう。
ここで周りに差をつけては自ら孤立しにいくようなものです。
また話しかけられたり、対応をする時には心よく行いましょう。
あなたの人柄や仕事への取り組みの姿勢を見せる場所になりますから、平等に心掛けてください。
看護師の人間関係 一人でもやっていけるような独立心が必要
こうしてみていくと孤立というと言葉はマイナスに聞こえますが、自分を持って何事にも取り組んでいる結果、自立していることに対しての評価のようにも聞こえます。
もちろん本当に孤立してしまってどうすることもできない場合もあるかもしれません。
しかし、今回のように自分を持って仕事に取り組めている看護師であれば馴れ合いで疲弊することなく、自分らしくいけるのではないでしょうか。