ドクターに怒られた看護師の辛さ!パワハラからの脱出方法 | 看護師の転職
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病院にせよ、クリニックにせよ、医師との関係は悩ましいことがありますよね。

穏やかで優しい医師もたくさんいますが、やはり、医師と看護師の間には上下関係があり、医師によっては、ただの鬱憤晴らしのように怒鳴り散らす人もいます。

そんな医師のパワハラからの脱出方法を紹介したいと思います。

ドクターに怒られた看護師の辛さ!パワハラからの脱出方法

理不尽な怒られ方

医師自身も過酷な勤務環境で責任も重い仕事を担っていますから、緊張や疲労もあります。

そして、いつもストレスにさらされているといえます。だからといって、看護師に理不尽に怒りをぶちまけていいわけではありません。

では、実際にある理不尽な怒り方にはどんなことがあるでしょうか。

処置などの器械を間違えたら投げつけられた

処置に使う器械を間違って渡してしまったところ、「こんなこともできないのか!」と怒鳴って投げつけてきたケースです。

たしかに、看護師の知識不足に起因するもので、反省は必要ですが、怒鳴ったりものを投げつけたりするほどのことでしょうか。

治療に関して提案すると「看護師のくせに」と怒られる

看護の視点から、今の治療方針に疑問をもつことはよくあることです。

提案とまでいかなくても、疑問を医師にぶつけることはあるでしょう。

それに対して、看護師が口を出すなと一方的に怒る医師がいます。

これだけチーム医療の重要性が言われている中で、そんなことを言われたら、誰も相談できなくなります。

入院患者の急変を外来中に連絡したところ、「そんなことで連絡するな」と怒られる

外来中に連絡されるのは、医師にとって仕事の妨げになるので嫌なことはよくわかります。

ですが、患者の急変は別問題です。

たしかに急変といっても、ただちに蘇生が必要なものから、その一歩手前まで様々だとは思いますが、いかに外来が忙しいからといって、急変で連絡してはいけないなら何を連絡したらよいのでしょうか。

理不尽に怒られるのは、おかしい

基本的なことですが、医師から理不尽に怒られるのは、おかしいということを確認しておきましょう。

間違いを指摘されたら、素直に認めて、その次から改めたらいいことです。

ですが、必要以上に高圧的、威圧的、陰険に指摘されてもいいわけではありません。

そもそも、看護師同士でそこまで理不尽に怒る人はいるでしょうか。

他の職種同士でそのように怒りあっていますか。

医師だけがいまだに怒りをぶちまけることが許されている状況は改めないといけないと思います。

ですから、そうした状況に合ったときは、上司に相談しましょう。スタッフ全員で協力して当事者に改善を求めるのも有効だと思います。

気持ちよく働くために、改善を求める必要があります。

看護師がパワハラを受けた時の対策 対症療法として

原則としては、理不尽に怒られた場合は、パワーハラスメントを受けたとして、上司に報告と相談をして、改善を求めます。

とはいえ、日常的に付き合いのある医師ですから、そうした対応が難しい場合もあるでしょうし、そもそも直属の上司がその医師である場合も少なくないでしょう。

そこで、対症療法として医師との良好な関係を築く方法を紹介します。

自分の感情をコントロールする

相手の感情はコントロールできませんが、自分の感情ならば訓練次第でコントロールできるようになります。

たとえ医師が感情的になっていても、自分は冷静に対応することが、相手の怒りがエスカレートしないようにうまくかわしていく必要があります。

怒りを誘発させないようにする 看護師のアンガーマネジメント

理不尽に怒る医師は、看護師ならばそのような怒り方をしてもいいと意識しているにせよ、無意識にせよ思っているのです。

ですから、生半可なことでその考えは変わりません。

ですから、当面のところは、怒るポイントを見定め、そのポイントを押さえるように対応します。

これをスタッフ間で共有しておくとよいでしょう。

また、もし、医師自身が忙しすぎて対応できないのであれば、忙しさを緩和できるように、仕事の一部を委譲や削減してもらうなど、医師自身の働き方も改善できるとよいですね。

連絡、報告、相談は簡潔に

これは、どんな医師が相手でもぜひ注意したいことですが、事前に調べられることは調べ、優先順位をつけて報告するように心がけます。

また、複数の指示を確認する際は、できるだけまとめて聞くようにしましょう。

転職も考慮

度を超えて理不尽に怒る医師からは、離れた方がいい場合もあります。

組織に相談しても医師不足からか気を遣って改善されない場合もありますし、そもそも当の医師自身が経営者である場合もあります。

誰でも不当に怒られることなく、気持ちよく働きたいものです。

職場が変われば、そうした理不尽と感じる医師からは離れられますから、ご自身の心の健康のために転職することも考えてよいと思います。

まとめ

看護師のみなさんが、理不尽な目にあることなく、充実した看護師ライフ送っていかれることを心より願って、終わりたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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