新人看護師が辞めた後に幸せになる方法とは?転職してスッキリする方法!
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新人看護師1年目の方は、毎日つらい思いをしていることかと思います。

辞めたあとに幸せになる方法は、あるのか?

結論から申しますと、あります。

病棟で働く9年目の看護師から転職も一度経験しているお話をお伝えします。

この立場から、新人看護師の退職や転職について書かせていただこうと思います。

新人看護師が辞めた後に幸せになる方法とは?転職してスッキリする方法!

誰しも社会人1年目は辛いですが、そんなことを言っても、看護師1年目の辛さは経験した人にしかわかりませんよね。

新人看護師の辛さ

人間関係構築の難しさ

新人は先輩の指導の下仕事を覚えていきます。

この先輩との関係が新人にとって不幸の始まりになる場合があります。

単に看護技術を教えてもらうだけならいいのですが、病棟看護師として働くためには、その病棟の一員になるということですから、病棟のルールを覚えていかなければなりません。

このルールは、マニュアルに明示されているものもあれば、暗黙のルールもあるので、そのあたりをわきまえていかないと、先輩の機嫌を損ねてしまうわけです。

おまけに先輩はしばしば気分屋です。

先輩自身も全然完璧な看護師ではないので、イライラもしますし、新人指導についてきちんと学んだこともありません。

あるいは、新人の方には関係ないことですが、先輩看護師自身も、新人をきちんと成長させられるかどうかをプレッシャーに感じているということです。

色々と入り組んだ人間関係の中で指導されていく新人に心休まる時はありません。

休憩時間も含めて自分がどのようにふるまうのが正解なのかを常に考えながら行動しなければならず、同時に仕事も覚えなければならず、へとへとになると思います。

仕事の忙しさ

病棟勤務は多忙です。

色々とやることがあります。

いろんな業務が看護師経由で行われるので当然。

看護師は患者の全体をみる仕事とは言いますが、治療や食事、薬、リハビリ、退院支援、書類の説明など、それぞれ専門職がいるにも関わらず、とりあえず看護師が窓口になることが多いです。

もちろん、新人のうちは、きちんと受持ちの患者の観察とケアができるようになることが優先ですし、そのように訓練されると思いますが、それだけでも様々な病気の知識、処置の手順や留意点、個々の患者の事情について把握するだけで頭がパンクします。

そうした情報を整理したり、記録をしたりするのに、残業時間も長くなると思いますし、うまくできない自分を責めて、自分は看護師に向いていないと思う人もいるかもしれません。

責任の重さ

他の仕事と違って、病棟看護師は、人の死と向き合う場面が多いです。

日本は高齢化が進み、多死社会ですから、入院したとしても、治療がうまく効かず、亡くなるケースは少なくありません。

そうしたことは看護師であれば自然と受け止めることが当然とされていますが、新人看護師にとっては、そんなことはないでしょう。

 お世話した患者が亡くなってしまうのは辛いことです。あるいは、治療の過程で急変して、突然亡くなってしまう場合もあります。

そうした場面に出くわすと、大変なショックを受けてしまいます。そうしたできごとをうまく消化できないまま抱え込んでしまうと、つらいですよね。

辞めると幸せになるか

では、疲れ果ててしまった新人が退職すると、どうなるでしょうか。

まず、先にあげた辛さからは解放されます。それはよいことですね。

一方で、先々のことを考えると色々とデメリットもあります。

看護師という職業は実はかなり優良な資格です。

給与の面でも、わりに合わないと感じるかもしれませんが、他のほとんどの仕事よりも高いといえます。

もし、新人のあなたが辞めてしまうと、その収入がなくなってしまいますので、経済的に苦しくなってしまいます。

それから、新人の場合、スキルが身についていませんので、転職するにあたっても、条件が悪くなってしまう場合があります。

あなた自身がとても有能だったとしても、転職先の担当者は、「新人なのに辞めた人」としか見てくれない場合もあることを覚悟せねばなりません。

辞める場合は、やはりこうしたことを考慮しないといけません。

もし、疲れ果ててしまって、ゆっくり考えることができないならば、師長など上司に相談し、数日間の休みや休職、異動の相談をしてみてください。

休息を取ることで冷静に考えることができる場合もあります。

辞めて幸せになるには

それでも辞める意思が固いならば、まずは転職をお勧めします。

ひとつは、病院への転職です。

今の病院は様々な理由で辞めたくなったとしても、病院を変えると、人も雰囲気も変わるので、意外と働きやすくなるかもしれません。

転職エージェントなどに相談し、教育体制が整っていて、ゆとりのある病院をリストアップしてもらいましょう。実際に見学してみて雰囲気を感じるのが望ましいでしょう。

病院はもうこりごりという場合は、クリニックや訪問看護、老健などを検討してもいいでしょう。

ただ、それぞれ病院とは違った難しさもあります。教育研修体制や医師との関係なども十分検討して選びましょう。

まとめ

楽してたくさんお金もらえる仕事があれば最高ですが、なかなか見つからないのが現実です。

しかし、看護師という資格は、みなさんがこれまでの人生で努力して手に入れたものですから、それを活かさない手はありません。

いまは、あまりに厳しい環境で疲れ、自信を失っているかもしれませんが、必ずあなたの力を活かせる場がありますので、あきらめずに幸せを追求してください。

応援しています。

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