病棟看護師辞めたい!辛い夜勤をしたくないなら転職を勧める理由
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ここでは夜勤をしている病棟看護師の方に向けて、辛い夜勤から逃れる方策を書いていきます。

病院で勤める看護師にとって、夜勤はほぼ避けられませんよね。

夜勤といっても、ただ朝まで寝ておけばいいのなら誰も不満は言わないと思いますが、かなり激務です。

もちろん、それほど忙しくない病棟で働いている方もおられると思いますが、そのような方はそもそもこのページにたどり着いていないと思います。

病棟看護師辞めたい!辛い夜勤をしたくないなら転職を勧める理由

夜勤のつらさの理由

① 不規則

看護師の夜勤は、3交代と2交代があると思います。

どちらも一長一短ですが、夜勤が有害であることは明らかなので、勤務上に十分な配慮とケアが必要なのは言うまでもありません。

新人は家で寝ているときに、しばしばモニターアラーム音やナースコールが脳内で鳴り響いて跳び起きたり、急変の夢をみる程度には追い詰められていきます。

にもかかわらず、夜勤中の仮眠が取れない、休憩すらまともに取れないというのはざらにありますし、勤務前後の残業も多く、相当の拘束時間になります。

こうしたことが、人手不足や多忙を理由に遅々として改善されていかない現状が多くの病院にあります。

② 多忙

先にも触れましたが、夜勤は忙しいですね。

救命救急センターなどでは人数が充実している場合もあるかもしれませんが、その分一晩中モニタリングして、入院や急変に備えたりしなくてはなりません。

多くの病院では、2~3人で働いている方が多いのではないでしょうか。

場合によっては、この人数で救急当番日には緊急入院を受け入れているところもあるでしょう。

鳴りやまないナースコールや、転倒防止のセンサー、高齢の患者さんでは慣れない環境で眠れない方も多いですし、急性期ではせん妄を起こす方もおられますね。

慢性期の病棟だと看護師1人と介護士1人というところもありますね。

吸引や注入、おむつ交換に一晩中追われますし、痰が詰まったり、状態が急変する患者さんが案外おられにもかかわらず一人で判断しなければならず、プレッシャーは大きいです。

このように、少ない人数で、一晩中責任の大きい仕事をしているので、病棟看護師の夜勤は本当に辛いものです。

長年やっていれば慣れてくる部分もありますが、身心をむしばんでいることには違いありません。

③ 人間関係

 看護師の仕事は、チームで行うことが重視されます。

たしかに各人がバラバラに動いていたら、勤務交代などで継続的に看護を行うのが難しくなりますから、必要なことではありますが、これが大変窮屈なのです。

 その上、①②に挙げた事情により、必然的に多くの看護師は不機嫌です。

頭痛や腰痛を初め、いつも何らかの不定愁訴を抱え、それを鎮痛剤などでごまかして働いています。

そうしたストレスのはけ口になりやすいのが、新人などです。

新人はどうしても先輩に確認しながらでないと仕事ができませんが、中には暴言を吐いたり、陰口をたたいたりする先輩も少なくはありません。

そうした先輩と一緒の夜勤なんて、考えるだけでお腹が痛くなりそうです。

新人でなくても、嫌いな同僚と同じ勤務は辛いもの。

かといって避けることもできず、休憩も一緒に取らなくてはならないし、愛想笑いもしないといけない。逃げる場所がありません。

転職の勧め

このように、実際にやっている人でなければわからない、病棟夜勤の辛さがあります。

したがって、自分の心身の健康を保持したいなら、早々に夜勤のない仕事に移ることをお勧めします。

もちろん、夜勤業務は尊い仕事です。看護師が夜勤をしているから病院というシステムは機能しています。

とはいえ、その看護師を支える体制があまりに不十分であり、ほとんど使い捨てといって差し支えないレベルの病院が多いのが現実です。

これが当たり前と思って働いている方もいるかもしれませんが、大方の看護師の夜勤業務は過酷で有害なものであるということを確認しておきましょう。

その上で、仕事に意義を感じ、正当な手当てと勤務配慮がなされているならば、継続できるかもしれませんが、そうでなければ辞めましょう。

辞めてどうするか

給与の中で、夜勤手当の占める割合が大きく、基本給だけだと非常に少ない、という病院で働いている看護師は少なくないでしょう。

そういう方は、やはり夜勤をしないとと思いますよね。

しかし、それで頑張れるうちはいいですが、いずれ身体に不調を来してきますから、若いうちに、条件のよい仕事に移りましょう。

 看護師の転職の選択肢には、

  • 条件のよい他の病院への転職
  • 訪問看護や老健、クリニックなど病院以外の医療・介護領域への転職
  • 看護師資格を必要としない業界への転業

 などがあります。

まとめ

実際問題、①以外は年収が下がる可能性が高いですが、将来の健康リスクも考慮し、慎重に、冷静に検討していきましょう。

転職エージェントに相談するのも悪くないと思います。

あなたが辛い夜勤から解放され、健康で、豊かな人生を送られることを心から願っています。

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