新人看護師のみなさんは日々慣れない環境で必死に努力して先輩看護師のようになろう、自分のやりたい看護ができるようにと頑張っていることと思います。
学ぶことが多く、多くの失敗もするでしょう。
新人看護師がつまづきやすいポイントを押さえて、後押しになるようにまとめてみたいと思います。
新人看護師の居場所はある?落ち込む時に
新人看護師の特徴
看護師になるためにこれまで勉強してきて、現場に出たらいきなり、看護師として扱われ戸惑うことでしょう。
どのようにしたら良いのか分からない中一生懸命に取り組む新人看護師の特徴を分析してみましょう。
人間関係に悩む
就職して悩むことが人間関係だと思います。
オリエンテーションなどで「分からないことがあったら遠慮せずに聞いてね」など説明があるかもしれませんが、現場ではそう簡単な雰囲気ではないと感じ取ってしまうと思います。
学生時代も報告などで苦労した経験があると思うので、どのタイミングで声をかけようと悩み、タイミングを逃してしまって報告が遅くなり指導を受けるなんてことが起きていると思います。
そしてその事から悪循環していき、うまくコミュニケーションを取ることが出来なくなってしまうような新人看護師もいます。
往々にして新人看護師が気にし過ぎているケースも多く、自分の意思表示をすることで改善していけることが多いといえます。
何事にも過ぎる
一生懸命であることは良いことですが、真面目過ぎる場合には自分を顧みず熱中してしまい仕事に影響を及ぼす場合もあります。
看護師に担う仕事は多岐に渡りますから、何か一つを完璧にこなしたとしても、その他が出来ていなければ仕事として成り立ちません。
集中して取り組むことは良いのですが、周りにも気を配りながら1日全体で見て仕事をしていくことが必要です。
また人間の集中力なんてずっとは持ちませんから、適度に息抜きをすることができないと、休息とのバランスを崩してしまい、長く続けることができません。
そうした意味でも何事も過ぎるのは問題です。
勉強の方法が分からない
先輩看護師やプリセプターから「勉強してきたの?」「前も教えたと思うけど」などと言われ、プレッシャーに感じますよね。
新人看護師からすれば、調べたり、勉強・復習しても理解できないというのが本音ではないでしょうか。
つまり勉強方法が分からないので、闇雲に手を付けるけど、頭には残らず身にならない。
という悲痛の叫びが聞こえてきそうですが。
先輩看護師の同じ経験をしてきているばずなので、どのように勉強してきたのかを聞いてみるのもひとつであると思います。
中には「○○して覚えなさい」なんてやり方を押し付けるように指導する看護師がいるかもしれませんね。
しかし、勉強方法はたくさんあり、それぞれ合った方法で行わなければ時間が余計にかかってしまうものなのです。
ですから、自分の特徴を捉えて、一番吸収しやすい方法を編み出すことが必要になります。
その助けとして先輩看護師の方法を参考までに聞くのです。
居場所を作るための方法
うまくいないとその場から離れたくなりますよね。
そして冷静になれずに考えもまとまらない状態に陥ってしまうかもしれません。
そうならないために対処法を考えてみましょう。
挨拶をする
挨拶は第一印象ですから、元気に明るくしましょう。
それだけでも相手から見たあなたの印象か変わってくるでしょう。
挨拶から輪の中に入っていき、人間関係を形成してくことができると思います。
気持ちのいい挨拶をされて嫌な人はいないですからね。
意思表示を明確にする
指導する側から見ると、やる気があるのかないのか、また分かったのか分からないのか、という意思表示がないと正確にあなたの状況を把握することができません。
それは新人看護師であるあなたにとってマイナスでしかないため、今後の関係性、業務にも支障を来たすことになります。
新人看護師がいきなり仕事ができるとは思っていないので、今どこまで分かっていて取り組めているのか現状を知りたいというのが本音であり、あなたを叱りたいわけではありません。
ですから正直にどうなのかを示すことで指導の方法を考えていきたいので、意思表示できることも大切です。
あなたの捉え方と違う場合もあり、その点も意思表示することで改善することができます。
コミュニケーションが苦手というあなたも不器用でもいいので言葉にして伝えるようにしましょう。
積極性を見せる
先輩看護師やプリセプターについて指導を受ける時や未経験・見学のみなど新しい業務を学ぶ機会がある時には積極的に関わり、学ぶ姿勢があることを行動で見せましょう。
そうすることで、マニュアル的に指導だけでなくコツなども踏まえて詳しく指導を受けることができるかもしれません。
積極性=やる気ですが、仕事に対してやる気のある人間に対しては誰しも教えよう・成長できるように働きかけようとしてくれます。
相談相手を見つける
人間関係は複雑であることが多いので、心を許して話すことのできる相談相手を見つけることも必要といえるかもしれません。
自分を理解してくれている人がいうことは居心地もよくなりますし、雰囲気も良いでしょう。
そうした人物からの指摘であれば素直に聞くこともできますし、その人が居てくれることで居場所があると実感できますよね。
居場所がない場合
あなたが頑張ってもどうすることもできない場合もあり得ます。
その場合は自分ではどうすることもできないので、異動を願い出るか、転職して環境を変えてみるかという選択になるでしょう。
新人看護師の居場所づくり
新人看護師は右も左も分からないままに就職して看護師として歩み出すわけですが、現場は日々変化して待ってくれないので、焦りもあるでしょう。
自分が出来ることを一つ一つクリアしていくことで、あなたの居場所が出来上がっていくので、自分の特徴を分析してみて、成長に繋げてください。