看護師に怒られたり患者や医者との関係に悩んだらすべきこと!
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看護師の先輩から怒られたり、患者や医師との関係でちょっとしたトラブルがあったりすると、それだけで、ひどい気分になってしまいますよね。

狭い職場でのことですから、できるだけこうした人間関係の悩みは小さくしたいものです。今回は、ちょっとした対処法や考え方を紹介していきたいと思います。

看護師に怒られたり患者や医者との関係に悩んだらすべきこと!

理不尽に相手から怒られることが多い

看護師は、色々な場面で先輩看護師や医師、患者から怒られることがあります。

たとえば、検温にいって戻ってくる時間が遅くなった場合に、先輩から頭ごなしに「遅すぎる!」と言われて落ち込む経験を新人のころに受けた人も少なくないと思います。

また、医師から指示を受けようとして電話すると「そんなことで電話してくるな!」と言われて電話を切られた経験を持つ人もいるでしょう。

患者からは、「いつまで待たせるんだ」と怒られることがありますね

とかく怒られることの多い看護師ですが、このようなときどう振る舞えばよいでしょうか。

ひとまず相手の主張をみとめる

理不尽な扱いを受けた場合、腹が立ったり、悲しくなったりすると思いますが、その段階では感情に動かされずに相手の主張を受け止める方がよいでしょう。

ぐっと我慢するというより、「はい」と素直に受け止めて、相手の主張を自分の脇にとりあえず置くといったイメージです。

真に受けることもありませんし、跳ね返す必要もありません。

焦って解決策を提示する必要もありません。

のちのち自分はそのときどう思ったかを振り返る

仕事が終わった後の帰り道でも、自宅でも構いませんが、その日あった理不尽なことを思い出していきます。

その経緯を振り返ったあとで、その時自分がどう感じたか、どんな感情が起こったかを思い出します

ノートなどに書いた方がいいかもしれませんね。

最後に、では、同じことが起きた場合、どのように行動したらよいかを考えます。

これは反省文ではありませんから、自分が悪かったという結論に持っていく必要はありません。

自分の感情と思考の変化を追い、冷静に最善の対応策を考えることに意味があります。

なぜ、言い返さない方がいいのか

先ほど説明した対処法は、リフレクションという手法を簡単に紹介したものです。

病院という狭い世界では、様々な職種の人が忙しく働いていますし、患者も病気で不安な状況に置かれています。

それでも、頻繁にコミュニケーションを取りあう必要がありますから、お互いに誤解したり、言いすぎたり、言い足らない場面は多々あると思います。

こうした状況で、誰かがあなたに感情的に、あるいはきつい物言いをしてきた場合、あなたが本当に冷静に対応できるかというと、難しいことも多いでしょう。

あなた自身も感情的になってしまい、言い返してしまったり、逆に不要に自分を責めてしまいがちです。

それでは、人間関係のトラブルはむしろ大きくなってしまいます。

自分の思いはどうしたらいいのか

リフレクションをすると、自分も含めて俯瞰的に眺めることができ、物事を冷静に捉えられるようになります。

相手の行動の意図も見えてくるようになるので、だんだん感情に左右されなくなってきます。

とはいえ、その瞬間にあなたが感じた感情、怒りや悲しみはどうしたらいいのでしょう。

その思いは発散しないままでいいのでしょうか。

それは別の場所で発散するといいでしょう。

信頼できる人に自分の思いを聞いてもらうのもいいですし、カラオケで大声を出すのでもいいですし、たまった感情を吐き出してもよい場所で思う存分吐き出しましょう。

誰も人のことをコントロールはできません。

コントロールできるのは自分だけです。

ですから、第一にやることは、自分の感情をコントロールすることです。

これができれば、たいていの人間関係の悩みはなくなるか、少なくともずっと小さいものになります。

では、とにかくひどい状況、理不尽な人間関係にさらされていても、そんな風にすました様子でいたらいいのかというと、ありません。

冷静に考えてみて、自分が理不尽な対応をされ、不利益を被っているのであれば、感情的にならない方法で行動すればよいのです。

まとめ

相手に伝わる形でメッセージを送る、上司に状況を報告して改善を依頼する、自分にはふさわしい職場ではないと判断して退職するなど、具体的な行動につなげていきます。

このように、日々の悩みを振り返り、具体的な行動につなげていくことで、感情に振り回されず、充実した看護師ライフを送ることができます。ぜひ試してみてください。

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