看護師の子育てで多い悩みは?働き方を改善し悩みを解決!
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看護師として働く人の中には、激務で子育てとの両立に悩む人が少なくありません。

夜勤や残業、緊張感のある職場で疲労し、家に帰ったら休む間もなく育児と家事に追われる。一体いつ休めばいいんだ!という訴えるママ看護師が私の周りにもいます。

今回は、子育てで多い悩みを紹介し、働き方を改善することによって、その悩みを解決する方法を考えていきましょう。

看護師の子育てで多い悩みは?働き方を改善し悩みを解決!

まずはライフプランを考えてみよう

子どもがいない頃は、どれだけストレスが多い職場でも、遊んで解消したりできますが、子どもがいるとそうはいきません。

子どもだけでなく、家事全般を担っているママ看護師も少なくありません。

職業病とまでは言いませんが、ついつい世話を焼いてしまう人が多いのが看護師です。

子どもだけでなく、夫の世話もし、仕事でもがんばりと、頑張りすぎの人もいないでしょうか。

色々なことを頑張るのは悪いことではありませんが、息抜きの時間も大切です。

まずは、ご家族でこれからのライフプランを考えてはどうでしょうか。

ちょっと生命保険の紹介みたいですが、自分たちの将来設計をしてみることで、今優先的に取り組むこと、必要な収入などがクリアになってきて、気持ちが楽になる場合があります。

もしかすると、家計を見直して、働く時間を減らせば、子どもとゆっくりする時間を確保できるかもしれません。

その激務は本当にしなければならないのか

決して高給というわけではないのに、やたらと忙しい職場があります。

医療の現場は常に人手不足にも関わらず、求められることはどんどん増えていきます。

電子カルテが導入されて、記録が効率化されるのかと思いきや、書くべき記録、説明すべき書類がそれ以上に増えてしまっただけでした。

患者・家族への処置、検査、説明、細やかなケアなどを行った上に、記録と評価、カンファレンスと膨大な業務があり、業務改善の掛け声ばかりで、一向に改善されません。

何かを効率化しようとすれば、上からも下からも、変化を嫌う声が上がります。

「それでは患者さんへのケアの質が低下してしまう」とか、「それを変えると、ややこしくなる」などです。

忙しい病棟で働いていると、不満を抱えつつも、その現状に安住してしまい、変化を起こすにはとてつもないエネルギーが必要になります。

子育てをしなければならないママ看護師にとって、そんな余裕はないでしょう。

そのため、シンプルに、忙しくない職場に移動するという解決策が浮上してきます。

収入よりも働きやすさ重視

転職して収入アップを目指したい看護師は少なくありません。

たしかに、中小病院から大病院に転職したり、地方から都市部の病院に引っ越して転職したりすれば、明らかに収入はアップします。

しかし、看護師業界全体で見たときに、それほど大きな収入の差はありません。

業界毎に大まかな給与体系があり、基本的にはその枠内に収まるように収入は決まっています。

もちろん、年収が100万円違うと大きな変化にはなりますが、その分残業が増えたり、緊張感の高い職場になったのでは、子育て中の看護師にとってはマイナス要素でしょう。

子どもが大きくなったら、そうした忙しくもキャリアップにつながるような職場に復帰するという選択肢も可能でしょう。

ですが、子育て期間中はどちらかというと、働きやすさを重視した方が、バランスがよいと思います。

常勤か非常勤か

悩ましいのは、収入面で大きく差が開く、常勤と非常勤のどちらの形態で働くかです。

非常勤は、勤務時間も少なくなり、夜勤手当や残業代、ボーナスも支給されないため、収入が大幅に減る可能性があります。

それでも、育児時間を確保するためには、一度は検討した方がいいでしょう。

これも、現在の家計状況や、将来の人生設計が影響します。

家族の収入だけでは、心もとないのであれば、常勤で働いた方が逆に精神的な安心感を得られるでしょうし、将来に向けた貯蓄も可能でしょう。

反対に、今の時期は、子どもとの時間をしっかりと持ちたいということであれば、非常勤という働き方は、有効です。

収入は減りますが、その分節約術を磨く時間的余裕が生まれますし、常勤のストレスや疲労から解放される分、余裕をもって家事や育児に力を向けることができます。

常勤は続けたいけど、今の働き方は難しい

常勤として働いて、今の収入ベースは確保したいが、今のような働き方は続けられないという人もいるでしょう。

先ほども紹介しましたが、いま現在の忙しい職場を、忙しくない職場に変えるのはかなり難しいでしょう。

人間関係や仕事内容に愛着のある人もいると思いますが、思い切って異動や転職を考えるのが得策です。

同じ職場や施設内であれば、比較的簡単に異動が可能ですし、部署によって、残業が一切ない職場も少なくありません。

でも、そうした部署は人気でなかなか異動できないということもあるかもしれません。

その場合は転職を考えます。

転職をする場合、転職紹介サービスに登録する人が多いかと思いますが、ハローワークや、看護協会のナースセンターでも紹介してくれますので、色々と利用してみることをお勧めします。

看護師の子育ての悩みまとめ

看護師の子育ての悩みは、尽きませんよね。

子どもが成長するにつれ、他の子どもと比べてうちの子はどうなのかとか、将来のために、何をさせたらいいのだろうとか、あれこれ悩んでしまいます。

でも、仕事との両立の悩みは、ライフプランを考えて、優先順位をつけることで、比較的解消されやすいものです。

今の職場に囚われてしまうと、なかなか解決策が難しいのですが、働く場所を変えるだけで、あっさり解決してしまう悩みは少なくありません。

ぜひ、一度、家族で時間をつくって、これからのことを話し合ってみてください。

その際は、しかめっ面ではなく、楽しくなるような未来を描いていってくださいね!

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