看護師として働いていると、色々と大変なことがありますが、同僚との関係も大変ですよね。
上司との関係も大変ですが、同僚は、日々一緒に仕事をする人で、日常的な業務や夜勤なども一緒ですから、嫌いな人と一緒に過ごす苦痛はかなりのものになります。
単なる相性の問題ではなく、仕事のやり方が嫌いで、性格が悪い同僚への対処方法を紹介していきたいと思います。
看護師の同僚が嫌い!性格の悪い人への対処方法
看護師の同僚が嫌い:仕事をしない人
看護の仕事はチームでの取り組みですよね。
それぞれ忙しい業務をこなしているけれど、お互いに支えあって進めたいものです。ですが、中には、自分のことしか考えていない人もいます。
自分の業務、たとえば受け持ち患者の検温と記録だけやって、あとは知らない〜といった人です。
少ない人数で運営しているので、外回りの仕事、おむつの交換などは手の空いている人が応援に入ることがありますが、こういう人はまず入ることはありません。
ナースコールも取らないし、その割にドスンと座っています。新人であれば叱っておしまいですが、中堅以上だとなかなか言いにくいですよね。
対処方法としては、できれば上司から指導してもらいたいですね。
ただ、それで変わらない人も少なくありません。そういう場合は、その人を個人攻撃するのではなく、全体の場で、みんなで取り組むべきことを繰り返し働きかけてもらうというのがいいかもしれません。
職場の雰囲気全体がチームでの取り組みに積極的なれば、そうした人もやらざるを得なくなります。
仕事をしない人というのは、そうした雰囲気をつかむのに長けていて、しなくても大丈夫と思っているからこそ、あえてしていないのです。
ですから、個人を変えるよりも、職場の雰囲気を変えていくことの方が、遠回りなようで近道である場合も少なくありません。
看護師の同僚が嫌い:豊富な医療知識で攻撃してくる人
看護師として、医療知識は常に吸収する必要があります。
しかし、せっかく身に着けた知識は、患者さんの回復のために使うもので、同僚を攻撃するために使うべきではありません。
しかし、高度な治療をしている部署でよく見かけますが、同僚の知識の無さをなじり、とにかく嫌な思いをさせる人がいます。その気持ちはわからなくもありません。
知識のある人、日々勉強している人からすれば、そうでない人は怠慢であり、患者の命を危うくしかねないと感じるのでしょう。
しかし、そう思うのであれば、効果的に指導してこそ、尊敬されるのであり、自分の知識が職場に広まり、安全な医療看護が展開できるというものでしょう。
知識を振りかざして攻撃してくる人は、そうではなくて、自分の知識を自慢したいのかもしれません。
対処方法としては、さらに知識のある人や医師などから一度がつんと叩いてもらえるといいのですが、そういう人が少ないのも現実です。
このような人は、その専門知識ゆえに、同じ部署に居座りがちですので、一緒に働く人には大きなストレスになります。
できるだけ接触を減らすか、どうしても嫌なら異動を希望するのも選択肢のひとつになります。
あるいは、このような人の知識は一部の分野に偏っている場合が多いので、あなた自身が様々な分野の知識を増やしていくことで、あまり攻撃してこなくなる可能性はあります。
看護師の同僚が嫌い:人の悪口ばかり言う人
何が気にくわないのか、悪口や不平不満ばかり言っている人がいます。
きっと自分の人生がつまらないのでしょう。
いつも誰かのことを悪く言っており、その人の周囲にいるとネガティブな気持ちが高まってしまいます。
関係を壊したくないためについその人の悪口に相槌を打って付き合ってしまうのですが、それだけで暗い気持ちになります。
悪口の対象は、上司や他の同僚、患者、医師など自分以外のすべてです。
だから、自分と話していないときは、自分のことも悪く言っているんだろうなと想像できて、げんなりします。みんなこの人のことをしんどく思っているのですが、触らぬ神に祟りなしで何も言えません。
病棟全体の雰囲気を悪くしている一因にもなっていきます。
対処方法は、相手にしないということです。
悪口を言い始めたら、話を切ってその場を去るとか、話題を変えて、悪口を言わせないようにします。
上司と相談して、感情コントロールの研修をしてもらうなどしてネガティブな言動を取らせない雰囲気をつくっていきましょう。
看護師の職場のいやがらせまとめ
まだまだ色々なタイプの嫌いな人がいると思います。
狭い職場で、忙しく、責任も大きな仕事をしている看護師には、一癖もふた癖もある人が混在しています。嫌いな看護師ともコミュニケーションを取らなければならず、多くの人は言いたいことをぐっと我慢して仕事をしています。
その状況を劇的に改善するのは、難しい場合も少なくありません。
せめて、職場以外での連絡を取らない、会わないといったことを実践するのもいいかもしれません。いまはSNSで24時間つながっていなければならない時代です。
ですが、嫌な人も所詮は職場だけのつながりとなれば、8時間の我慢で済みます。
少しでも嫌いな人と距離を保つことができ、できるならば、周囲のひとと協力して、性格の悪さを封じ込められることを願ってやみません。