この記事にたどり着いたあなたは、看護師1年目で、仕事を辞めたいと感じている方が多いと思います。
タイトルにもありますように、新人看護師が転職する場合、うまくいかないと言われることがあります。
たしかに、看護師としての一般的に技術や知識が身についていない状態で転職することのデメリットは小さくはないです。
とはいえ、今いる職場に我慢ができないのであれば、体を壊す前に辞めた方がいいかもしれませんし、ここでは、転職で成功するために必要となる視点をお伝えしたいと思います。
看護師が辞めたい新人時代!新卒だけど転職で成功する方法
看護師新人時代でどうして辞めたくなるのか
あなたはいま、仕事を辞めたくて仕方ない状態だと思いますが、実は、多くの新人看護師があなたと同じように辞めたいと思っています。
たとえば、先輩からの指導が理不尽であるとか、患者さんの死など看護の仕事の責任の大きさや重さに触れてしまって心が押しつぶされそうになっているとか、同期と比較してみじめな気持ちとか、そういったことで辞めたいと思っているのです。
どうでしょうか、あなたにも当てはまることがありましたか。
このように書いたのは、実は、少しあなた自身を客観的にみてほしいなと思ったからです。
新人のあなたは、日々残業して記録など業務をこなし、多くの課題を出され、多忙な病棟のなかでなんとかうまくやろうと頑張っておられると思います。
でも、その中で辛い目にあい、今、辞めたいと思っている。
ですが、同時にそれは、多くの新人が通る道であり、いずれ過ぎ去っていくことが多い現象です。
だから、たとえば、仲のよい同期や友人たちと、愚痴を言いあったり、休日にリフレッシュしたりして、気分を変えてやり過ごせるならば、そうした方がいいとは思います。
あなたは苦労の末、看護師免許を取得したのであり、この免許を有効に活用するには、看護師として現場で役立たせる知識と技術を数年かけて身につけた方がいいからです。
看護師を辞めたい自分を責めない
しかし、そんなことはわかっているけど、あまりに辛く、辞めたいというのがあなたの現状でしょう。
このとき、注意してほしいのは、あなた自身を責めないでほしいということです。
あなたはもしかすると、自分には我慢が足らないとか、自分は仕事ができないとか、人のコミュニケーションができないとか、ありとあらゆる自分を責める言葉を自分にぶつけていませんか?
あなたが、辞めたいと思うのは、残念なことではありますが、それはあなたが悪いわけではありません。
あなたは、働きやすい環境で働き、身心を十分を休ませ、適切な指導を受けて、技術や知識を身につけられる職場で働く権利を持っています。
それができないのであれば、あなた自身のために辞めることは悪くありません。
ただ、ご自分を責め続けていると、そんなことには目が行かず、ただただ、辞めたいばかりになってしまいます。
あなた自身は悪くはないので、とりあえず、師長などに状況を改善してもらえないか相談するのも一つの手です。
師長にいえば、もっとひどい目に合うかもしれないと疑心暗鬼になるかもしれませんが、師長の役割は、スタッフ全員が働きやすい環境を整えることです。
それが師長の評価に関わることですので、あなたの相談は尊重される場合が多いです。
看護師としてどのように働きたいかイメージする
あなたは気持ち的に追い詰められて、辞めたい一心かもしれません。
それ以外考えられず、とにかく、辞めることを後押ししてくれる言葉しか受け入れられないかもしれません。
しかし、辞めるにしても、しばらく我慢するにしても、あなたがどのように働きたいかということはイメージしておくことが大切です。
どんな気持ちで働いていて、給与はどのくらいで、自分の看護師としての技術はどの程度でのように、理想の状態をイメージしていきましょう。
そんなこともイメージできないほど追い詰められているなら、とりあえず休職とか異動とか、プリセプの変更などを求めてください。
手あたり次第に助けを求めてください。家族、友人、同期、師長、教育担当者、メンタルヘルス相談などです。
それぞれがいろんな助言をくれると思います。
辞めるという選択の前にできることがあるかもしれません。
辞めるにしても、どんな心構えをしたらよいかも教えてもらえるかもしれません。
嫌な職場とはいえ、今のあなたは、給与をもらえ、様々な福利厚生を得ています。
辞めてしまうと、それらがみんななくなってしまいます。
経済的な安定は、心の安定と直結します。
ですから、辞める前に十分準備をしていきましょう。
看護師が辞めたい新人時代!新卒だけど転職で成功する方法まとめ
私自身も病院で看護師として働いており、毎年何人も新人が辞めていく現状をみています。
中には、あなたに悪意をもって、接してくる看護師もいるのかもしれません。
ですが、本気であなたの将来を心配し、応援したいと思っている上司もかならずいます。
大変だと思いますが、この記事を読んでくださったあなた自身が豊かで充実した人生を送っていかれることを心より願っています。