看護師を辞めたい2年目。
日勤もハードだけど、夜勤も辛い。
人間ですから、夜は寝る必要があるのはわかりますよね。
とはいえ、夜勤はなくならないから、そんな中仕事を続けていると、辞めたくもなりますよね。
仕事も慣れてきたような、いないようなそんな2年目の辛さを解消しましょう。
看護師を辞めたい2年目!夜勤したくない理由と解決方法とは?
2年目看護師が直面する責任の重さ
看護師の業務は、患者の命に直結する場合が少なくありません。
実際に、患者の最期に立ち会う場面も、経験していくことでしょう。
もしかすると、自分の観察不足や処置の不備により、患者を危険にさらしそうになる場面も出てくるかもしれません。
そうしたときに感じる責任の重さは、他の職業ではなかなか経験できないものです。
気にかけていた患者の死にショックを受けてしまう人も少なくないでしょうし、何かミスがあれば、自責の念にかられる人も少なくないと思います。
先輩の後ろから眺めていた新人の頃より、そうした場面を直接担当する機会が2年目にはぐっと増えてきます。
その分責任の重さを痛感する機会も増えるでしょう。
そうした場面に出会って、ショックを受けた場合、
「自分は看護師に向いてないのではないか」と思う人も出てきます。
先輩のようにぱっぱと気持ちを切り替えて次の業務にいけないという思いから、劣等感を感じる人もいるようです。
これについても、簡単な解決策はありません。あるとしても、それはあなたの責任ではなく、あなたが一人で責任を抱え込まなくていいように、職場環境を改善する病院側の責任です。
そもそも、自分が気にかけていた人が亡くなったり、自分の行動が患者の命に関わる状況でうろたえない人はいません。
先輩たちは、いちいち責任の重さを痛感していたら、仕事が前に進まないので、感覚を意図的に麻痺させているのです。
それは、ただ、業務上の必要からそうしているだけです。
あなたが、責任の重さを痛感するのは、あなたの感性がちゃんと働いているからであって、そのことを否定する必要はありません。
ただ、看護師はひとつの職業であり、どのような状況であっても自分の感情に振り回されていてはならない仕事をしています。
重い責任を背負い、感情をコントロールするのは大変ですが、仕事以外の時間で、意識的に感情を発散させるのは大切だと思います。
よく休日のリフレッシュが大切だといわれますが、看護の仕事は、いつの間にか多くの感情をため込んでしまっていますから、休日に意図的に感情を爆発させるのは思いのほか大切です。
映画で思い切り泣いたり、カラオケで大声を出したり、お笑い番組で大いに笑ったり、旅行で感動したり、恋人と過ごしたり、新しいことにチャレンジしたりして、大いに感情を発露させましょう。
それでも辞めたいと思ったときに考えること
2年目で辞めたくなる人は結構います。
2年目で辞めたいなんて、自分は看護師に向いてないとか、辛いから逃げるなんて自分は弱い人間だなんて思わないようにしましょう。
世の中には適当なことを言う人がたくさんいます。世間の常識、看護業界の常識を振りかざして、人を評価、判断しがちです。私自身もそうですし、あなたもまた、そうした常識に縛られています。
「2年目で辞めるのは間違っている」というのも世間の常識の一つかもしれません。
石の上にも3年ということわざがあるように、とにかく3年は同じ職場で働きなさいと、多くの先輩が言います。
ですが、実際のところ、辞めたければいつでも辞めればいいのです。そんなものは考え方次第です。
ためしに、どこかの転職エージェントに相談してみるとよいでしょう。
エージェントは、あなたが転職するメリットを語って聞かせてくれるでしょう。
するとあなたは、あっという間に転職できます。
エージェントは、あなたの要望に見合った施設をピックアップし、あなたが実際にそれぞれの施設を見学し、面接ができるように取り計らってくれます。
具体的な行動を指示してくれ、気が付けば、あとは上司に退職届を出すだけという状況にまで持って行ってくれるのです。
2年目で辞めると様々なデメリットがあると言われます。たとえば、看護師としてのスキルが身についていないだとか、すぐに辞めるなんて、何か問題があるのではないかと疑われるとかで就職に不利になると言われるのです。
それは、あるかもしれません。
でも、施設によります。看護師は圧倒的に不足していますから、あなた自身がどのような職場で、どのように働きたいかを具体的にイメージすることさえできれば、かならず満足できる職場が見つかります。経験年数は関係ありません。
看護師を辞めたい2年目!夜勤したくない理由と解決方法とは?まとめ
2年目看護師独特のつらさの理由とその解決策をまとめました。
少しでもあなたのつらさが軽くなるとうれしいです。そして、自分を追い込みすぎないでください。
看護師は、自分の辛さを麻痺させ、鞭打って働く人が多すぎます。
自分を大切にして、気持ちよく働ける場所をみつけてくださいね。