看護師不足をいわれる医療業界ですが、看護師として働く中で辞めたいと感じ、誰しも辞めたいと思ったことがあるのではないでしょうか?
看護師として働くとしても、さまざまな環境がありますから、一つに縛られることはありません。
また、異業種に進む人もいることでしょう。
正解はひとつではありませんから、自分が納得する道を見つけ、進むことが何よりですから、その手助けになればと。
気軽な気持ちでこのページを読んで見てください。
看護師が怖い!辞めたいと思った時に取る3つの行動とは?
看護師が怖い・辞めたいと思う理由
看護師といっても経験は施設規模や所属部署によって大きく変わるので、経験年数だけで評価はできません。
しかし、多くの理由については同様のケースが見られます。それらを個別に見てみましょう。
人間関係がつらい
看護師の特性上、女性社会が残っており、先輩看護師への気遣いや陰口への対応に疲れてしまうことが多くみられるように感じます。
また、人によって対応を変える看護師が存在することもその要因といえます。
パワハラ、モラハラにさらされることで体調不良や適応障害などの心身に障害を来してしまい休職や退職、転職を余儀なくされた看護師もいることでしょう。
急変や死に直面して怖いと感じた
看護師は患者の命に携わる職業ですから、患者の急変に遭遇することも、患者の死に直面することもあります。
それらは看護師自身にとっても精神的に落ち込んでしまう要因となります。
特に経験の浅い看護師や患者との信頼関係が深かったり、関係性が近い場合には感情移入してしまい、精神的に参ってしまい看護師の仕事を続けられなくなったり、違った職場を模索したりすることに繋がる場合があります。
仕事が出来ない
新人看護師や異動看護師、転職者に多いのが、仕事が出来ないと感じてしまい、その劣等感から辞めたいと思ってしまうこともあります。
また、自分では感じていなくても、心無い言葉から‘できない’とのレッテルを貼られてしまう場合もあります。
この場合には環境が問題となるだけで、本人に問題がない場合がほとんどといえます。
仕事が終わらない
慢性的に人員不足の施設・部署もあります。
通常業務以外にも緊急の対応や入院、手術など、今いる人員では常識的に運営するのが困難な環境では残業が常習化しており、看護師の体力を奪い、気力も奪っている労働環境もあります。
考えてほしいこと
辞めたいと思う理由を見てみましたが、ここで考えておくべきことがあります。
看護師として働く中で今いる環境だけが全てではないということを常に念頭に置くことです。
仕事に追われたり、ストレスにさらされると考えるということが難しくなり、どうしていいか分からなくなると思います。
そのためにも視野を広げて同期や友人、またはSNSなどを駆使して、日ごろから他の施設や労働環境などの情報を得ることをおススメします。
今自分の置かれている状況が冷静に判断することが出来ることで、対処も容易になります。
辞めたいと思ったら?
では、実際に辞めたいと感じたらどのように行動することがよいのでしょうか?
相談をする
まず、今の自分が本当に辞めるべきなのかを冷静に分析することが必要です。
そのためには、親しい友人や同期、または信頼できる上司に相談をします。
そこで今まで自分自身では見えていなかったものが見える場合もありますし、自分が看護師を志した初心を振り返るチャンスになるかもしれません。
日ごろからしっかりとこうしたメンタルのケアまで行き届いた施設・部署はなかなかないと思いますが、話を聞いてもらえないようなら、そこはあなたが頑張るべきところではないのかもしれません。
異動や転職を考える
嫌な先輩看護師がいる、部署が嫌で勤務が難しい場合もあるでしょう。
そのような場合であれば、部署異動をすることで変わる場合もあるかもしれません。
先ほど挙げた、相談することで、解決へ結びつく場合もあるでしょう。
しかし、施設自体に縁がないと感じてしまったら、そこに長く勤務することがストレスとして悪影響するので、その場合には転職を検討します。
転職を考えた場合に、どのような理由で転職するのかをはっきりさせておく必要があります。
そこが曖昧であると、新しい勤務先でも同じことを繰り返してしまう可能性があるからです。
他職種への転職を考える
看護師資格は優れたものですが、資格を持っているからといって必ずしも看護師で働かなくてはいけない訳ではないので、その他の業種につく人もいます。
その場合に注意が必要なことが、これまでと同じ意識では転職後に苦労することでしょうか。
看護師はその役割から給与面でも優遇されている部分があります。
看護師で働いている中では感じにくいことかもしれませんが、他の職種の給与を知って受け入れなられない人もいるのも事実です。
そのため、しっかりとお金の面も調べて転職活動することを肝に銘じてください。
看護師として働くのが怖い 看護師の転職まとめ
看護師は働く先もさまざまな環境があります。病院だけでも、大病院から小規模のクリニックまでありますし、老健や介護施設、訪問看護、その他と幅広い活躍の場があります。
ですから、今の環境だけで看護師は無理と思うのではなく、もっと自分に合った環境があると思って、外にも目を向けてください。
辞めたいと思った時には、その後の事までゆっくりでいいので、考えてみてください。
あなたの人生であり、決めるのはあなたです。多くのアドバイスや先輩の経験談を元に自分にとって最良の行動を取って、最高の人生を勝ち取ってくださいね。