看護師の正社員として働いていることで、子どものことが心配になることがありますよね。
今回は、そのような方に向けて、仕事と家庭の両立の仕方を紹介していきたいと思います。
看護師の正社員で子供のことが心配!仕事と家庭の両立はどうしてるの?
忙しくて定時に帰れない
パートであれば、時間になったら帰れますが、正社員だとそうも言っていられない雰囲気がありますよね。
子どもの迎えにいかなくてはいけないのにとても終わりそうにない。周りもまったく終わる様子がなく、黙々と働いている。
そんな状況で自分だけ帰るのは勇気が必要です。こういうときどうしたらよいでしょうか。
業務配分を変える
そもそも定時に仕事が終わらない状況がよくありません。
それは、管理者の問題なのですが、だからといって、それをそのまま受け入れていたら家庭との両立ができません。
正社員である前に、一人の母親なのですから、時間になったら子どもの元へ戻る必要があると固く決心しましょう。
まずは、自分の業務が時間内に終わるようにしましょう。
看護業務は与えられた業務だけなら意外と時間内に終わるものです。
終わらないのは、それ以外の業務が次から次への降りかかってきて、それに忙殺されているからです。
それをすべて断るのはあんまりですが、自分の業務に集中する時間をもつことが大切です。
女性はマルチタスクが得意ではありますが、それでも仕事の効率は大きく下がります。
まずは、自分の仕事が終わるように配分し、余った時間で周りの応援をするという風に切り替えることで、定時になってから記録を始めるといったようなことは減ると思います。
定時に帰る
何があっても定時に帰ると腹をくくりましょう。
正社員だから、主任だから残業して当たり前という風土が職場のなかにないでしょうか。
あるいは、今日は手術もあって、緊急入院もあって、急変もあってもう無理だ、初めからあきらめていませんか。
しかし、その常識に縛られていては育児との両立が困難になります。
子どもはママが帰ってこなくても我慢はできますが、寂しい思いをしているのはたしかです。
定時に帰ることによって、周りからはよく思われないこともあるかもしれません。
ですが、それは周りが誤っています。あなたがその常識を打ち砕くくらいの勢いで定時に帰りましょう。
視野を広げてみる
そうはいっても、同じママナースは残業しているのに、自分だけ帰るなんて感じが悪いとか、育児育児って必死感出てるみたいでみっともない感じがするとか、色々な感情が湧き出て不安になるかもしれません。
このように勢いよく定時に帰ることを勧めている私自身も正社員ですから、その難しさはよくわかります。
職場には一体感が必要ですし、自分の仕事だけして帰る職員に対するみんなの思いに共感できる部分もあります。
ですが、それは少し視野が狭い考えだとも思うのです。
あなたの人生は職場だけではない
正社員だと職場にいる時間も長いですし、持ち帰り仕事もあるでしょう。
委員会など部署横断的な仕事もあるでしょうし、どうしても仕事が中心の生活になります。
ひとつワークをしてみましょう。ふたつの〇を描きます。一つの〇はあなたの人生です。もうひとつの〇は病院組織です。この二つのまるの関係を描いてみてください。
いかがですか、あなたの人生がすっぽり病院の中にはまり込んでいないでしょうか。
このワークをすると、あなたの人生と組織との関係性がよくわかります。
できるだけあなたの人生の〇のうち、病院組織にはまらない部分を大きくしていくことが大切です。
そこには、育児や趣味、地域や家族との関係などいろいろなつながりが入っているはずです。そうしたものの価値を見直してみましょう。
割り切って考える
自分の1日の時間の中でできることは限られています。
仕事も人一倍がんばり、育児もがんばりというのでは疲れ果ててしまいます。
もしあなたにとって仕事が第一であるなら、それも選択肢のひとつです。
その場合は、子どもが辛くならないように、パパや祖父母、その他の協力体制をつくり、あなたは仕事に集中すればよいでしょう。
それでもってママとしてダメだということはないと思います。
短い時間でも子どもと集中して過ごせたらよいし、仕事に集中しているママの姿はかっこいいものです。
もし、仕事と育児を半々でこなしたいならば、業務時間を守るというのは大事なことです。
ここからは子どもとの時間、ここまでは仕事の時間と割り切りましょう。
たまには、仕事中に子どもが熱出したりしますが、それも含めて育児の時間です。
実は、割り切って考えた方が、気持ちが楽になります。
余計なことに気をもまずに、淡々と行動していくのがいいと思います。
楽に働ける職場を選ぶ
楽に働ける職場を選ぶことも大切です。長年働いて慣れている職場だと、職場の厳しい事情も理解できるし、人間関係を再構築しなくていいという気楽さもあるかもしれません。
ですが、残業が多かったり、育児に協力的でない職場なのであれば、転職も選択肢になります。
たとえあなたが割り切って働いていても、それについてとやかく言ってくる人はいるかもしれませんし、それはストレスにはなりますよね。
ましてや管理者の理解がないのであればなおさらです。
楽といっても、正社員でも残業がなく、やりがいのある仕事は見つかるはずです。
まとめ
主に仕事の割り切り方について書いてきました。
育児をもっと効率的にできる方法を知りたいと思われた方もいるかもしれませんが、育児を効率化するのは難しいのではないかと思っています。
それよりも、仕事を効率化し、ゆったりとした気持ちで子どもと関わる時間をいかに捻出するかというのが大切だと思うのです。
仕事は楽しいし、結果もわかりやすく出ますから、ついついそちらに没頭してしまいがちです。ですから、きちんと時間で区切ることが大切です。仕事も育児も楽しんでいきましょう!