派遣看護師といえば、常勤看護師と比べて決まった業務以外しなくてよくて、時給もよくて気楽な仕事のイメージがどうしてもありますが、そんな派遣看護師を辞めたくなる状況とはどんなときなのでしょう。
そして、再雇用を目指すにはどうしたらいいでしょう。
派遣看護師を辞めたい!急に辞めずに再雇用を目指す方法!
時給は高いが即戦力として期待される
派遣看護師の時給は、ほかの働き方よりも高く設定されています。
その代わり、研修や教育に時間は割いてもらえず、与えられた業務はすぐにできるものと期待されます。
よくわかっている診療科や分野ならばいいかもしれませんが、慣れない職場や診療科に突然配属され、即戦力として期待されるのはかなりのプレッシャーです。
業務は契約書がすべて
常勤として雇われている場合は、先輩看護師に丁寧に教えてもらえることが多いと思いますが、派遣社員の場合は、派遣会社との契約がすべてです。
派遣会社を通して指示された業務内容をやるだけですので、割り切った働き方が必要です。
契約にない仕事を押し付けられそうになったらきっぱりと断ったり、派遣会社に訴える必要があります。こうした働き方には合う人と、合わない人がいると思います。
常勤との関係が難しいことがある
上記のような状況であるため、意地悪な常勤看護師から嫌味を言われることもあるようです。
「派遣はいいよね、残業がなくて」とか「余計な仕事しなくていいから」、「派遣なのにわからないの」などを言われることがあるようです。
以上みてきたような理由で、派遣看護師を辞めたいと思うようです。
では、いざ辞めようとしたときにどのように動けばスムーズに再雇用につなげられるでしょうか。
辞める意思は派遣会社に伝える
これは基本ですが、辞める意思は派遣会社に伝えましょう。
派遣先の施設には伝えなくてかまいません。
あなたはあくまでも派遣会社から派遣されている看護師なのですから、派遣先に遠慮してはいけません。
派遣先での労働環境が悪い場合、派遣会社に事情を説明しましょう。
派遣会社が間に入って調整してくれる場合もあります。
派遣看護師という働き方は、何かトラブルがあったときに調整が難しいのがデメリットです。
ですが、派遣会社にしっかりと対応してもらうよう、あなたが抱えている問題をしっかり伝える必要があります。
あなたが今の派遣会社自体を辞めたいのか、派遣先を辞めたいのかで対応が少し変わってきます。
派遣先を辞めたいだけなのであれば、派遣会社と十分連携していくことで改善がみられる場合があります。
派遣会社を辞めたいのであれば、その旨を派遣会社にしっかり伝えましょう。
契約途中で辞める場合は、派遣先はもちろん、派遣会社も新たに人を派遣しなければならなくなるので、よい顔はしないでしょう。
あなたの評価が落ち、今後仕事をあっせんしてもらえなくなることもあるようですので、慎重になりましょう。
いざというときに協力してもらえるように、日ごろから派遣会社と情報共有し、連携しておくことは大切です。
契約期間内に次の仕事を決める
契約期間中に、次の仕事を決め、派遣会社に伝えましょう。そうしないと、次の契約を勧められてしまいます。
単発でない、一定期間の派遣契約の場合は、大体3カ月~6カ月契約が多いと思います。
その場合、契約満了の1カ月前までに更新しないことを伝えるとよいでしょう。
また、契約途中であっても、もちろんやめることはできますが、その場合はきちんとした理由を伝えた方が、よいでしょう。
また、契約書の中で途中解除のことも規定されていると思いますので、きちんと確認してください。
転職支援サイトへの登録
派遣以外の形で働きたいのであれば、転職支援サイトに登録しましょう。
できれば今登録している派遣会社が運営している転職支援サイトとは別のサイトがいいかもしれません。
転職サイトなどを利用する場合には、自分でどのような働き方をしたいのか、どこで働きたいのかをはっきりさせ、それを伝えることが肝要です。
おすすめされるままに仕事を選ぶのではなく、あなたが働きたい形を具体化させておきましょう。
派遣のような働き方が合わないと感じた人であれば、常勤として働けば、ボーナスもありますし、教育・研修機会も与えられるので、その方が働きやすいという人も少なくないと思います。
派遣看護師を辞めたい!急に辞めずに再雇用を目指す方法!まとめ
派遣看護師という働き方は、派遣会社との契約で働いており、業務内容も人間関係も割り切って働くという姿勢が大切です。
もし、職場の人間関係や、丁寧な研修などを求めるのであれば、派遣よりも常勤で雇用された方が、働きやすいかもしれません。
ですが、割り切って、しっかり自己主張できるのであれば、派遣という働き方は、高時給で自分の時間を大切にできる働き方ともいえるでしょう。
この記事が少しでも参考になって、派遣看護師として働いている人の悩みが、解決に向かうことを心より願っています。